インターンシップ資料づくりで感じること

教育

現在、インターンシップ向けの資料作成を進めている。

「工数はあまり掛けないように」と言われていたものの、気付けば丸3日ほど費やしてしまった。

資料の内容としては、

  • 生産技術とは何か
  • 自働化とは何か
  • 自働化を進めるためにはどのようなプロセスがあるのか

といった基本的な考え方を説明し、さらに実際の検討項目を段階ごとに解説していく構成としている。

作り始める前は、そこまで時間は掛からないだろうと思っていた。しかし実際に取り組んでみると、なかなか簡単には進まない。

■世間一般論と自分の経験の間で

資料作成を進める中で、一つ目の悩みがある。

それは、「この内容が世間一般的に見て正しいのだろうか」ということだ。

資料を作っていると、どうしても自分自身の経験や失敗談、現場で学んだことを書きたくなる。

もちろん、インターネットや書籍を参考にして一般論だけをまとめることもできる。しかし、それでは既にどこかに載っている内容の焼き直しになってしまう。

せっかく資料としてまとめるのであれば、自分自身が経験の中で得た気付きや考え方も盛り込みたい。

何より、そうした要素がなければ、作っている私自身が楽しくない。

一般論だけを並べた資料は確かに無難かもしれない。しかし、本当に価値があるのは、実際の現場で得られた経験と一般論が結び付いた部分なのではないかとも感じている。

■ノウハウをどこまで公開するべきか

もう一つの悩みは、ノウハウの公開範囲についてだ。

この資料を作れば作るほど、自分がこれまで現場で蓄積してきた考え方や進め方が整理されていく。

一方で、それは本来自分や会社のために活用するノウハウでもある。

インターンシップへ参加する学生が、将来的に必ずしも当社へ入社するとは限らない。

実際、これまで話を聞いた学生の多くは複数の企業に応募している。人材不足が続く現在では、それも自然なことだと思う。

だからこそ、

「どこの会社に行くか分からない人へ、ここまで教えてしまって良いのだろうか」

という気持ちが頭をよぎることがある。

■それでも伝える価値はある

しかし、別の見方をすれば、この資料そのものが会社の魅力を伝える手段にもなる。

生産技術や自働化について、どのような考え方で取り組んでいるのか。

どのような課題に向き合い、どのような手順で解決していくのか。

そうした内容を分かりやすく伝えることができれば、学生にとっては仕事のイメージを持つきっかけになる。

そして、その考え方に共感してくれた人が、自社を選んでくれる可能性もある。

ノウハウを守ることも重要だが、魅力を伝えることも同じくらい重要なのだろう。

■今日も資料づくりを続ける

結局のところ、明確な答えはまだ出ていない。

一般論と経験のバランス。

ノウハウ公開と採用活動のバランス。

そんなことを時折考えながら、今日も資料づくりを続けている。

少しでも、生産技術や自働化の面白さが学生へ伝わる資料になればと思う。

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